なぜビットコインが値上がりしているのか?分かりやすく解説してみた!

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たつぞうです。

 

世界経済は、コロナによるダメージから復調できていません。

そんな中、ビットコインは今年に入って1番の高値を更新。2017年に記録した過去最高の価格にも到達するのではないかと言われています。

 

なぜビットコインは値上がりしているのか?解説を試みてみます♪

 

お金の価値が薄まっている、、、?

今、世の中の景気は、コロナによるダメージでどんどん悪くなっていく一方です。

それを防ぐため、各国の政府や中央銀行はどう対応しているかというと

「お金をドンドン発行する」

お金が世の中に沢山出回れば、景気が良くなるという考えなのです。

しかし現実はそうなっていません。逆にお金が大量に発行されると「インフレ」といって、お金の価値が薄まることになりかねません。

 

日本に暮らしていると気づきにくいのですが、海外の経済基盤が弱い国などでは、ごく普通に起きている現象です。何百万円も出して、トイレットペーパーを買うような羽目になってしまうのです。

 

対してビットコインは、、、?

ビットコインは、発行総数「2100万枚」とあらかじめ決められています。

 

そして4年に一度、発行量が半分になるとも決められていて、今年がちょうどその年でした。ビットコインはデジタルキャッシュなのですが、残高の改ざんや複製は、今の技術では不可能に近いと言われています。

 

ビットコインはよく「金(ゴールド)」と近いといわれていますが、まさにその通りで、金も埋蔵量がほぼ分かっていて、複製しにくく(コストに見合わない)「有事の金」と言われるように、世界経済が不況になると買われるため、価格が上昇します。

 

ビットコインは金よりも「保管が容易」、「購入も楽」、「送金も簡単」といったメリットがあり、今注目の資産になりつつあるのです。

 

価格が上がるから買われる、、、?

2017年、ビットコインバブルが起きましたが、当時、非常に短期間にドンドン価格が上昇していきました。それに乗り遅れたくないと考えた人たちが、我も我もと購入したため、価格は一気に急上昇。ついにバブルははじけてしまいました。

 

これまで、日本では「ビットコインは怪しい」というイメージが付きまとってきました。コインチェックというビットコインの取引所でハッキングされたことも未だに尾を引いています。

 

世界に目を向けてみると、状況に変化が起こっています。

アメリカの企業が、保有資産の一部でビットコインを購入したニュースが次々と報じられました。ちなみにTwitterのCEOもビットコイン信者です。

 

上記の会社は「マイクロストラテジー」という会社で、日本円にして444億円ものビットコインを買うと宣言しました。ちなみに社長も個人で240億円分のビットコイン保有していることを明らかにしており、60億円の利益がでているとのことです。

 

またペイパルという会社が、決済アプリでビットコインを購入できるようにしたことを公表しました。このアプリは、世界で3億6千万アカウントが利用しています。

 

 

世界の国々も、、、?

中国では一早く、国を挙げて「デジタル人民元」を普及させようとしていますし、ユーロやその他多くの国や中央銀行が、デジタルキャッシュの研究・発行を行うおうとしています。

 

それらのデジタルキャッシュと、ビットコインの大きな違いは、「ビットコインは誰のものでもない」ということです。

 

発行枚数は上述の通り2100万枚と決まっていて、勝手に増やしたりできませんし、逆に所有者の管理が悪くて、使えなくなってしまったビットコインもあって、その希少性は今後高まっていく一方です。国が強制的に没収することも事実上困難であることから、中国の富裕層が保有資産をビットコインに替えているとも言われています。

 

世界の人口が75億人。単純計算で、1人当たり「0.003ビットコイン」しか保有できないはずのビットコイン、その争奪戦が始まっているのです!

 

「合言葉はお役立ち」

今後もビットコインをウォッチし続けます!