ビットコインをDefiで増やす! Balancer編

たつぞうです。

 

先日のビットコイン2万ドル到達の際、(泣く泣く)買い戻した時に、目標としていた保有量に達したので、ビットコインの運用方法を再検討しました。 

Defiでの運用

ビットコインをガチホしたまま、Defiの運用益をゲットしたい!

まさに夢のような運用方法を検討しました。

 

まずは、ビットコインを「wBTC」に交換。wBTCの解説は以下を参照下さい。

WBTC(Wrapped Bitcoin)とは?ざっくり説明|ビットコインをペッグしたERC20トークン | ZENISM

簡単に言うと「ビットコインの価格変動に連動したERC20コイン」です。

交換はFTXで行います。FTXでは、ごく僅かな費用で、BTC→wBTCへの交換ができます。

 

ゲットしたwBTCと、こちらもBlockFiに預けていたETH(後でwETHに交換)をペアにして、「Balancer」で流動性供給して、手数料収入を得ようというわけです。

この方法なら、BTCとETHを保有したまま、BlockFiのGOXリスクも回避しつつ、手数料収入も得られるというわけです。

また、Balancerではトークン「Bal」ももらえます!実はこちらが運用益のメインになっています。

詳しくはこちら→

【DeFi銘柄】暗号資産(仮想通貨) バランサー (Balancer/BAL) とは?特徴・買い方・取引所・今後・将来性・チャート | 仮想通貨部 かそ部

 

なぜ、TVL1位の「Uniswap」を使わなかったのか?それは、現在ガバナンストークンUNIの配布が中止されているからです。そして、現在の所、再開の見通しは立っていません。もし、UNI配布が再開し、それが継続して行われるのであれば、Uniswapへのシフトを検討するかもしれません。しかし、運営側にその意向は無いようです。ガバナンスに疑問符がつく部分があります。それは下記記事を参照下さい。 

tatsuzou12.hatenablog.com

 

ただし違うリスクがあります!

カウンターパーティリスクと、インパーマネントロスです。

 

カウンターパーティリスクとは、wBTCプロジェクトがコケた場合に、wBTCをBTCに戻せなくなるケースが考えられますが、wBTCプロジェクトには、Defiのそうそうたる顔ぶれがバックについていますし、現在はバイナンスやFTX、Uniswapでも流動性が出てきているので、このリスクはあまり考えなくてもよいかと思います。

(ここを、スマートコントラクトを使って発行する「renBTC」などが使えるようになれば、さらにリスクは低減します。現状は流動性が低いようです)

 

どちらかというと、気になるのは、インパーマネントロスの方です。

 

以下は、Lagoonさんに教えてもらった内容の引用になります。ありがとうございます!

WBTC-ETHプールに預けた時、1 WBTC = 35ETHだったとします。
この価格に変動があった場合、Impermanent lossという損失が発生します。

たつぞうさんが想定しているBTCが上昇し、ETHが下落したケースでは、
・1 WBTC = 54ETH と当初より「1.5倍」の価格になった場合、「2%」の損失が発生します。
・1 WBTC = 72ETH と当初より「2倍」の価格になった場合、「5.7%」の損失が発生します。
・1 WBTC = 144ETH と当初より「4倍」の価格になった場合、「20%」の損失が発生します。

プールから出した時に、もらえるトークンはWBTCの枚数が減って、ETHの枚数が増えるイメージです。

詳しくはkyoronutさんの記事が分かりやすいです。
https://alis.to/lisalisa/articles/anLYvOqDwWqb

 

実際には、手数料収入+BALと、上記ロスとの差がどうなるかなんですが、これはやってみないと何とも言えないので、今後、実績を報告します! 

具体的な方法

・BlockFi(ETH)→メタマスク→Balancer→wETHにSwap(Exchange画面で実施)

・BlockFi(BTC)→FTXでwBTCに交換(spotトレードではなく交換)*1→Balancer

 

Balancerのリンク→

pools.balancer.exchange

 

Poolの情報が記載されているページがあるので、自分の好きなPoolを選択(今回はwBTC50%-wETH50%)

なるべく大きくて、Feeの期待できそうなPoolを選びます。

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2つのコインの数量を等分になるよう調整して、amountに入力(ワイはwBTCをMAXにして、その後wETHを調整しました)

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この後、wBTC/wETHそれぞれにapproveを求められます。

 

注意事項が出てくるので、チェック(何かあっても自己責任!wという内容)

その後、「Add  Liquidity」をクリック。

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ダッシュボードを見ると、しっかりとデータがのっています!

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補足:wBTC、wethのapprove(承認)にGasfeeが少々かかります。

流動性供給時には結構、Gasfeeがかかりますw この辺はDefiの課題ですね。

 

なお、承認する際、デフォルト設定が無制限になっています。危機管理を考えると、その都度、数量を設定する方がいいと思います。

過去記事 

 

tatsuzou12.hatenablog.com

 

 

(なお、細かいですが、BlockFiからの送金はまずBTCから先にやりました。月一回しか送金手数料が無料にならない仕様なので、BTCを後にすると、0.0025BTCの送金手数料がかかってしまいます。ETHであれば、0.015ETHなので、そちらの方が安くすみます)

 

Balancerのガバナンストークン「BAL」は、毎週火曜日のUTC23:00に、配布されます。

引き出しはこちらから。

Balancer

関連資料

 kyoronutさんのAlis記事より

・非対称(50:50比率ではないペア構成)の方が、ILを減少させられる(90:10)

Balancer: 非対称プールの価格変動損失 | ALIS

・ただし、あまり非対称に傾けると、スリッページが大きくなり、ユーザーに使われない可能性が出てくる・・・この辺りはまだまだ研究が必要そうです。

Balancer: 非対称プールのスリッページ | ALIS

 

poolマネージ

Pool management - Balancer

APY計算

Pools.Vision

よくある質問

FAQ - Balancer

 

「合言葉はお役立ち」

今回は、テストですので、今後の運用実績を見ながら、本運用にシフトしたいと思います!

*1:これはソフィさんに教わりました!何とごく僅かの費用で交換できます。それと、FTXは送金手数料が無料。ここもポイント!