こんばんは、たつぞうです。
記事概要
「BaaS」とは、ブロックチェーン開発をお手軽にできるクラウドサービスの総称。BaaSのメリット、関連するコインも一挙紹介(読了3分)
BaaSって何?
正式名称は、「ブロックチェーン アズ ア サービス」
ブロックチェーンを利用したアプリケーション、スマートコントラクト(契約の自動執行)などを、ブロックチェーンベースのインフラストラクチャを設定、管理、実行することなく、手軽に構築することができるクラウドベースのサービス。
簡単に言うなら「ブロックチェーンを利用したプロダクト開発を簡単にできるサービス」ですかね。
ブロックチェーンの構築には、かなりの手間とコストがかかります。Baasは、あらかじめある程度のシステム構築がなされているため、クライアントが、プロダクト内容や料金によって最適なシステムを選択できるサービスとなっています。
BaaSを使うメリット
ブロックチェーン構築に伴う初期投資を抑えることができ、クライアントにとっては、有限な人的資源・時間・コストを、一番重要なプロダクト開発に注力できるといったメリットがあります。
では、ブロックチェーンを使うメリットとは何でしょうか?
・情報やデータの改ざんが不可能
(反対に、一旦ブロックチェーンに記録してしまうと修正・削除ができない)
・堅牢なシステム構築が可能
(サーバーダウンなどによるサービス停止がない)
・プライバシーの保護
(記録内容は暗号化されているため、個人情報の保護に最適)
といったことなどがあげられます。
参入している企業と使用しているブロックチェーン
主なものについてです 。実際はかなりの数の企業が参入、もしくは今後参入することが予想されます。
〇マイクロソフト(Quorum)
〇アマゾン(ETH)
〇IBM(Hyperleger Fabric)
〇mijin【ミジン】(NEM)
※国内企業テックビューロ社の開発したプラットフォーム。国内企業と数多くの実証実験や、導入実績あり。
(次回以降で、mijinについては詳報予定)
BaaSに使われているブロックチェーンとしては、、、
Ethereum(イーサリアム)のほか、EOS(イオス)、Stellar(スティーラールーメン:最近コインチェックへの上場が話題)、NEM(ネム:コインチェックからハッキングされたコインとして話題)、NEO(ネオ:中華系)TRON(トロン:中華系)、、Qtum(キュータム)、Waves(ウェイブス)、BitShares(ビットシェアーズ)などがあります。
現時点では、イーサリアムベースのBaaSが多いのが実態ですが、イーサリアムはこれから大きなシステムアップデートが予定されているため、今後は違うプロダクトが、シェアを大きく伸ばすことも考えられます。
Baasについては、ビジネス目線で見るか、または今後シェアを伸ばしそうなプロダクトの将来性を見込んで、コインを仕込んでおくか、いずれにしても、情報収集をしておいて損はないでしょう。
次回は、BaaSの活用事例「電力取引」について、記事を作成する予定です。こうご期待!
今後もゆるっと、界隈をウォッチしていきます。
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