たつぞうです。
今回は、Compoundの新たな取組みについて、断片的な情報、それに関する所感を記してみました。参考になれば幸いです。
Compoundは今後、、
オリジナルチェーンを構築して、ETHベースDefiのGasfeeが高くて使いにくいデメリットを解消しつつ、異なるチェーンのクリプトを持ち込んで運用を行えるよう、バージョンアップを予定しています。ネイティブトークンは「Cash」というそうです。
このスキームについては、BSC(バイナンススマートチェーン)が、かなり先行しているように思います(分散性は度外視するとして)先日のVenus騒動を見ても分かるように、性質としてはどちらかというとCefiに近く、補償も行われたという事実もあります。
個人的には、どの位のTVL・出来高をゲットできるのか?セキュアなサービスなのか?バリデータはどの程度分散しているのか?
その辺りが、今後の注目ポイントかな?と思っています。
その他にも、Compoundのマーケット拡大については、CEXにサービス提供するケースも出始めており (下記参照)
むしろこちらのような提携をドンドンやってほしいというのが、ユーザーであるワイの個人的な感想になります。出来高においては、まだまだCEXの方が優位性があると考えているからです。この点については、また別途まとめる予定です。
オリジナルチェーンのセキュリティに関するそらすえ君の考察
https://t.co/hoIjOTrj7G
— そらすえ (@SoraSue77) 2020年12月18日
仕組みを拝見すると、一番素直な(しかし安全性は理論上最弱チェーンと同等のセキュリティになる)multi layer 1構造でした。
つまり、各チェーンにcompound chainの支社contractみたいなものをデプロイし、
そこにアセットをロックするとそのeventがcompound chainのvalidatorによって観測されトークンをロックしたことになります。
— そらすえ (@SoraSue77) 2020年12月18日
逆に元のチェーンに引き出す際は、ユーザーが引き出しtxみたいなものをcompound chainに提出し、それが承認されるとそこのvalidatorが引き出し先のL1に対して、
その支社contractからトークンをwithdrawさせる旨のtxに署名し提出します。
— そらすえ (@SoraSue77) 2020年12月18日
つまり、
別L1の支社contractにロック -> compound chainのvalidatorがeventを検知してロックしたことを承認 -> 引き出しtxがcompound chainに追加される -> validatorがトークンをwithdrawする署名を生成
みたいな流れですね
こちらこそコメントありがとうございます!
— そらすえ (@SoraSue77) 2020年12月18日
個人的には、複数繋がっているチェーンのうち一番セキュリティの小さいL1を51%攻撃すれば担保のロックをなかったことにできうると思うので、十分にセキュアではないと考えています。
同時に、互いに独立したL1同士でセキュリティの低下を防ぐのは今の所困難だとも思っています。
— そらすえ (@SoraSue77) 2020年12月18日
なるほど、という事は低セキュリティのチェーンにはgatewayを作らないべきという事になりますかね。
— 信玄🐣 (@shingen_crypto) 2020年12月18日
この辺の判断は担保資産採用と同じく何らかの評価プロセスが入るのではないでしょうか
(イヤー、専門家の解析は参考になるなぁw)
「合言葉はお役立ち」
今後もCompoundをウォッチし続けます!
今は亡きw Compound V0の記事