たつぞうです。
今回、BFB CEOの加納さんから、ワイのクソリプに返信を頂いたので、それについて自分なりに考えてみましたのでご査収くださいw
なお、加納さんは日本ブロックチェーン協会の理事もお務めで、その経歴とは裏腹にフットワークが軽く、何かクリプトに関するトピックが出ると、Twitterでも自身のスタンスを発信をされていて、尊敬しています。
証券問題を抱えているR社・〇RPについても、事業者側としては珍しくスタンスを明確にしていて、そこも好きな所です。
加納さんからの返信
顧客目線の論理は分かります。しかし、何かしらの手数料を頂かないと取引所は潰れます。
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2021年1月10日
手数料0にするのは、海外が金利が高いから成り立つモデルです。
国内ではDeFiでの運用は禁じられています。顧客資産を他に流用することは、分別保管の義務によってできません。 https://t.co/rDNDZfWiqg
海外では顧客の資金を投資するケースもありますが、それは顧客資産をリスクに晒しているわけです。
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2021年1月10日
銀行は当然ですが、顧客の預かり資産である預金を運用に回していますが、仮想通貨交換業は許容されていません。
むしろ信託保全するために、顧客の現金に信託手数料を払っています。
それくらい顧客資産を守るために手厚い施策を講じています。
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2021年1月10日
海外は手数料が安いということで利用すると、ハッキングやマネロンのリスクがあります。もしくは違法証券と知りながら販売したなどと訴訟をされている取引所もあります。
目先の手数料で海外を選ぶということはリスクがあります。
そして顧客が資産を失って初めて分かるということになりかねません。
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2021年1月10日
そして、この規制の違いにおける構造が顧客や事業者にとって最善ではないことも重々理解しています。
ただ国内事業者に解決できる問題ではないのかと考えています。
国際的な金融規制、もっというとブロックチェーンのあり方の議論を進めるべきです。
— 加納裕三 (Yuzo Kano) (@YuzoKano) 2021年1月10日
ワイの見解
・国内法規制にそって事業をするしかない事業者の苦悩は理解します(あくまで理解)
・ただし、ツイートでも述べたように、経費負担を安易にユーザーに転嫁していいとは思えません。(CCに代表される「意図的と捉えられたとしてもおかしくない販売所方式等」)
一部の取引所のやり方は、正当なビジネスのリターンの範疇を超えているのではないでしょうか。確かにビジネスはきれいごとでできるものではないという意見もTLで見ます。それについて、事業者側の目線にたって忖度することはできません。ユーザーなので(販売所方式がダメと言っているわけではありません)
・自分自身は、GMOコインなど、板取引できる事業者(あと、マイニングにも取り組んでいる面を好感して利用)を使っています。多かれ少なかれ、国内取引所にはメリットデメリット、事業者の方針などがあり、そこをユーザーが、個別の事情やリスクテイク許容度に応じて利用している。
・暗号資産取引も、他の業種同様、グローバルに展開しており、ユーザーがリスクを負って海外取引所を使うことが常態化している(是非はおいておきます)
・赤字の解消
黒字化できないのであれば、それはビジネスのスキームに問題があると思う。(取引所単体の事業としてとらえるのではなく)
顧客預託資産をDefi運用できないのは当然として、自社保有資産の運用など、できるところから取り組むべきではないか。理念だけでは食っていけない。
・簡単には答えは出ない問題で、加納さんのおっしゃる通り、今後、国際的な議論や、法整備により、少しづつ解決していくしかないと考えます(それまでもつかな、、、)
感謝!
最近のクリプトプロジェクトのトレンドとして、「ガバナンス」を取りいれるところが増えてきています。その状況を覗いてみると、プロジェクトに対して、熱を持った多くの人達が、積極的な議論を戦わせて、自身の保有するトークンのプロジェクトのさらなる発展に貢献すべく、自主的に活動を行なっている様子がうかがえます。
自分自身も、まだ3年しか界隈に関わっておらず、ましてや事業を行っているわけでもないので、真剣に暗号資産のことを考えてこられた業界の方々に対して、偉そうなことを言える立場でないのは承知の上で、今回のようなSNSでのやり取りも、大きく俯瞰でとらえると、日本のクリプトに関わるものの「DAO」の「ガバナンス」ととらえることもできるわけで、今回のことを通じて、事業者や業界団体の活動に対し、少しでも知ろうと思いますし、一方で業界団体・事業者においては、より一層のユーザー・一般層への周知・マス拡大の努力をしていただいて、両者が一体となって暗号資産やブロックチェーンの未来、ひいては日本の未来がより良いものとなるよう、今後もゆるっと活動をしていこうと、改めて思いました。
(追記:最近Clubhouseで、業界人とユーザーのセッションがあるそうで、これも1歩前進なのではないかと考えています)
このような機会を与えていただいた、加納裕三氏に、最大限の感謝とリスペクトを添えて。
過去記事
「合言葉はお役立ち」
今後も、加納さんをウォッチし続けます!
PS
今回の件で、参考になったり、腹に落ちる意見を述べていたのは、やはり仮想通貨トレードでも実績を残していたり、世間で騒がれる問題についても、自身の頭とハートでしっかりと考えて、一家言を持っている人たちでしたね。そういう人のツイートは良く見て参考にするようにしています。あくまで参考ですが。