Brave(ブレイブ) プライバシーを保護する分散仮想プライベートネットワーク構想とは?

たつぞうです。

dVPNとの連携

トークンラボにこのような記事が掲載されていました。

Braveの提案するVPN⁰のデザインとBATトークンの使い道 | TokenLab

「VPN⁰:プライバシーを保護する分散仮想プライベートネットワーク」(原文)

 

かいつまんで言うと、「分散型のVPNを使い、プライバシーを確保しながらネットワークを構築する技術」ということになります。

 

用語解説(ざっくりです(´;ω;`))

VPN・・・IPアドレスを秘匿したまま、ネットに接続する手法

・dVPN・・・分散されたVPNのこと

・ゼロ知識証明・・・証明者がある秘密を知っていることをその秘密の内容を明かさずに検証者に証明する技術のこと

 

具体的には、、、

既存のdVPNは、プライバシーを完全には守りきれていませんでした。そこで、ゼロ知識証明の技術を使い、分散されたノード(クライアントでもある)間をトラフィックが伝播する場合でも、プライバシーを守りながら、情報のやり取りをすることを可能にしたのが、「dVPN⁰」となります。

 

Braveは、この実証実験を「Bit Torrent」およびVPNプロバイダー「ProtonVPN」

共同で行い、課題は残るものの、満足する結果を得ました(Bittorrentについては、後日記事をアップする予定)

 

今後の展望は?

今はゼロ知識証明の計算部分に時間がかかっているようですが、その辺の改善が進めば、プライバシーを確保したまま、ネットワークを構築することが可能となります。

 

さらにBraveは、これにBATを絡ませることも検討しているようです。

ここに含まれるアイデアは、分散型VPNシステムの基盤であり、BAT(Basic Attention Token)などのユーティリティトークンに関する一連のインセンティブと組み合わせることができると考えています。 このようなシナリオでは、トラフィックを運ぶユーザーはBATで補償され、ユーザーはBATでVPNサービスまたはサブスクリプションに対しても支払います。 トークンの経済的インセンティブがこのモデルをすべての参加者にとって魅力的なものに保ち、BATの支払いを参加者の匿名化に使用できないように注意する必要があります。

 

トラフィックを経由するノードとなるユーザーにはBATを付与し、ユーザーに対してはdVPNサービスの支払いや、サブスクリプションの決済を、BATで行えるようにするというものです。

 

実用化はまだ先のようですが、紹介させていただきました。

 

 

「合言葉はお役立ち」

 今後もBraveについて、追いかけていきます。

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