実家の土地が売れたー、経緯を記しておきます!

お久しぶりです、たつぞうです。

 

梅雨が明けて、いよいよ夏本番。暑くて嫌になりますね。

長年の懸案だった、実家の更地が処分できたので、その中で経験したことを記しておきます。

 

 

親父が亡くなったことで、、、

 

相続のことを検討し始めました。

 

 

tatsuzou12.hatenablog.com

 

金融資産はほとんどなく、元々実家のあった土地(建物は解体済み)、親父の生まれた土地にある、畑が残されました。

 

 

実はこのとき、「相続放棄」という手段も検討していました。しかし、ネットで情報収集したのですが、たとえ放棄したとしても、税金はまぬかれても、管理責任までは放棄できないとの記載があり、迷ってしまったのです。しかも、相続放棄がすんなりできるのは、死亡後、わずか3か月まで。それを過ぎてしまうと、簡単には相続放棄できません。

 

 

実家以外の土地については、二束三文の評価額のため、固定資産税がかかりません。

しかし、実家については、毎年43000円ほどの税金をただ収めている状態でした。

 

 

元々は弟に売却の手配を任せていたのですが、ずっと売れずにおり、さらに、依頼していた不動産業者(個人?)にお金を持ち逃げされたようです(依頼時点でお金を渡すことなんてありえないのですがね。素人は知らないことに付け込まれて騙されやすいですね(´;ω;`))

 

 

そこで、私が売却を手掛けることに。

一般媒介契約を結び、複数の不動産会社に依頼をしました。

しかし、なかなか売れません、売れないどころか、問い合わせすら0の期間が続きました。

 

 

実家のあった所は、同じような戸建て住宅が集まって形成された「団地」と呼ばれるところで、古くからの住人が多い土地柄。

若い夫婦が好んで家を建てるような所ではないうえに、道路からは3mほど高くなっていて石垣が施設されています。駐車スペースは1台分しかなく、これもネックに。外構工事で、駐車スペースを増やすとなると、450万ほどかかるそうです。

 

 

そこで、売却価格を落とすことに。

売れない→売却価格を落とす、、、これを繰り返すこと数度、いよいよ売却価格は、評価額の1/10に。

 

 

そんなときでした。元プロ野球選手の古田敦也さんがイメージキャラクターの「ハウスドウ」が近所にオープンしたとのことで、チラシが入っていました。ダメもとで、依頼しに行くことに。タイミングよく、実家近くに支店を出すとのことで、営業に力を入れてくれるとのこと。

 

 

買い手が現れた!

それから、何度か現地を下見にいくお客はでてくるものの、契約までいかずに、依頼したことを忘れていたある日の昼休み、いきなり電話がかかってきて、「売れました。ついては、できるだけ早く、相続手続きをしてください!」とのこと。

 

 

親父が亡くなって一年がたちますが、名義は親父のままでした。

そこで、昼休みのうちに、近所の司法書士さんを検索。

事の経緯を説明。急いで手掛けてくれるとのことで、お願いしました。

 

 

後から考えると、いきなり司法書士さんを決めてしまったのですが、相見積もりを取るなど、費用比較できる状態なら、した方がよかったかなーとは思いました(後々、細かいことで、イラっとする場面が出てきた)

 

 

兄弟に、書類の返送を頼む!

私は長男なんですが、実家の土地を売ることの合意形成はできていました(誰も欲しがらなかった(´;ω;`))ここでもめるような状況では、遺産の処分も大変かと思います。できれば死ぬ前に、遺言を残すなどしておくことは必要だなと感じました。

 

 

委任状と、印鑑証明、戸籍抄本の送付を頼みました。いきなりだったので兄弟たちも大変だったと思います。

 

 

細かい話ですが、こういう書類を集めるのも、司法書士さんがやってくれると思っていた私。それは依頼主がやった方が、話がスムースですよというので、送付用封筒、あて名書き、返送用封筒、切手などを準備しましたよ(もしかしたら、大きい司法書士事務所だったら、やってくれたのかも。私が依頼したのは、お爺さん一人でやっているところでしたので、、、)

 

 

兄弟4人いたので結構大変でした。お袋は離婚していたので関係なかったのですが、親族が多ければ多いほど、手続きが煩雑になりそうだなと思いました。

 

 

ついでですが、今って、マイナンバーカードを持っていると、コンビニで印鑑証明、戸籍抄本を取ることができるんですね。知りませんでした(今更ですが、マイナンバーカード申請しました)

 

 

そして、親父の戸籍謄本と、実家の土地評価額証明を取りに行くことに。郵送でも可能なんですが、時間がかかるので、今回は、それぞれの役場に直接行きました。同じ長野県内なんですが、これだけで半日が終わってしまいました(こういうのも、ブロックチェーンで、パパっとできるようにならんもんかねぇ)

 

 

書類を整え、司法書士さんのもとに。無事、名義変更が終わり費用を精算。14万円なりー(結構高いなぁというのが本音。しかも、評価額が高い実家の土地よりも、二束三文の土地の手続の方の報酬の方が高いという、よく分からない費用体系(´;ω;`))

 

 

ちなみに、今って、昔でいう「権利証」という紙ベースのものはなく、電子登録された証明書が添付されているだけのものしかないんですね。こういう書類を整えるのも代金に含まれていると思うので、いっそ紙ベースのものなんてやめてしまって簡素化してほしいと思ってしまいました。

 

 

境界杭がない!!

名義変更が終わったことを不動産屋に連絡すると、困った事態が。古い土地なので、隣家との境界を表示する「境界杭」がなく、測量が必要になるとのこと。見積もりを頼んだら、10数万円掛かると言われたとのこと。今更かよ、今まで何を確認してたんだと、少しイラっとしました。しかし、やるしかありません。

あと、本当に測量にそんなにかかるものなのか?という疑問が。

 

 

相場を調べようにも、さすがにその手の情報はネットには転がってませんでした。この費用が掛かるとなると、売却して得られるお金のほとんどがなくなってしまいます。仕方ないか、、、とあきらめていましたが、数日後、朗報が。

 

 

境界杭のある辺りを掘ってみたところ、下から杭が出てきたそうです。結局、費用は4万円ほどになりました。助かったと思う反面、この辺の勘定、ごまかそうとすれば、そのままの額で請求することもできるなぁ、素人ですから、相場もよく分かっていませんし、、、と感じてしまう一件でした。

 

 

 

いよいよ、最終決済日!

 

本当は、8月に転勤があったので、土日にしてほしかったんですが、買主さんの都合もあり、平日に。

 

 

参書類を確認すると、「領収証を持参してくださいね、コンビニで売ってますんで。」とのこと。ここは素人でよく分からなかったんですが、土地の売買代金は、買主と売主でやり取りするので、買主に渡す領収証を用意してという話。理屈は理解できるものの、仲介手数料を20万円弱取っておいて、それはないでしょうと思ってしまいました。ここはちょっとごねようと思い、「領収証は、そちらで用意してもらえませんか?」と言ってみたところ、「わかりました」とのこと。その位、ねぇ。

 

 

 

実印と、印鑑証明、権利証等々、必要書類を持参して、実家近くのハウスドウ支店へ。

 

 

まずは先方の司法書士さんと書類の最終作成。終わったあたりで、買主さん登場。30代位の若い夫婦でした、しかも奥さんは妊娠している感じ。これからマイホームを建てて夢いっぱい、いいですねぇ。

 

 

買主さんとはほとんど会話をしませんでした。話題もないしw

 

 

必要経費差し引いた最終的な差額は、微々たるものでした。

固定資産税も、今年一年は払わなければいけないし(売却後の日割分は現金で受領)、有休取って色々と自分で動いたことも考えると割には合いませんでしたが、今後の税負担、維持管理のことを考えると、ホッとしたのが本音です。

 

 

手元に残ったお金は、BTCを購入する費用にしたいと思います。

ちょうどテザー問題で価格が下落基調ですし、数回に分けて購入したいと思います。

 

 

 

 

 

団塊ジュニアの方は、今後必ず直面するであろう、相続、実家の不動産問題、少しでも参考になればと思います。