新たな時代のエートスについて、ディスカッションしよう!

リヴァイアサン(国家)、ビヒーモス(市場経済システム)、グリゴリ(情報システム) という三匹の怪物を均衡させるとき、 リヴァイアサンはビヒーモスを縛る力を持ちます (憲法で授権されています)。 ビヒーモスは、リヴァイアサンやグリゴリを経済の力でねじ伏せます。グリゴリは、 情報を操作することでリヴァイアサンとビヒーモスをコントロールできます。 ところが、いまのところ鎖(憲法)に縛られたリヴァイアサンは、 グリゴリに対して力を振るうことができない状態にあるわけです。ですから、 かつてリヴァイアサンにビヒーモスを縛る力を与えたように、 グリゴリを縛る力を振るう許可をリヴァイアサンに与えないと、 三匹の怪物の力が均衡しないのです。

 白田秀彰氏の論文より引用

 

たつぞうです。 

 

今日、尊敬する落合Syogoさんのツイートに、まったく知らない語彙が出てきたので、ブラってみました(検索エンジン自体は、googleなんですよねw)

 

その意味は、みなさんもブラってみて下さい。

 

以下の文章は、私がSyogoさんのツイートと、上記の論文を読んだうえでのポエムになりますのであしからず。間違いや、異議、意見、ご指摘などなんでも結構ですのでリアクションください。

 

憲法とは、、、

いきなり小難しい話になりそうな予感。ですが、現代日本でも、安倍さんが憲法改正をやろうとしているのは多くの人が知っていると思います。

 

では、憲法とは果たして何なのか?その存在意義とは。簡単に言うと、強力な権力を持つ「国」を縛り、暴走しないように制限するルールだと考えます。

 

これまでは、この制限する機能が、何とか機能を果たしてきました(ほころびが目立つようにはなりましたが)

 

しかし現代では、国家よりも、さらに力を持ちつつある存在が出てきました。

いわゆる「GAFA」と呼ばれるグローバルに展開する、情報をもとに利益をむさぼる大企業たちです。

 

彼らは時に傲慢で、そっと忍び寄り、甘い言葉で我々から色々なものを奪っていったうえに、徴税をまぬかれています。また、雇用主としては、人を人とも思わない使役にこき使い、壊れたらポイです。

 

そして、いまや、これらを縛る法はあってなきがごとしです。

 

それでは、こういった現状を踏まえて、いま、どんなエートスが必要とされていて、どういった形で、我々の前に姿を現わすのでしょうか。

 

新時代の象徴

TLでも話題の「グレタ」さん。今や時の人ですね。彼女のように、ストレートな物言いで、しがらみの全くない立場で、自分が正義と信じることを声高に発信する。

 

このような人々が増えてきたこと自体、喜ばしいことではないでしょうか。

 

正論だけでは、批判されてしまいます。しかし、批判の背景が、自国の利益や、自社の経済活動を最優先として行われるものであるならば、それは化けの皮をはがされ、誰の支持も受けられず、淘汰されていくべきと思いますし、世界全体の「空気」も、それを支持するような気がしています。

 

しかし、それさえもねじ伏せる力が、グレゴリにあるとしたら、これを縛り付ける鎖が必要になってきます。

 

グレゴリを縛り付ける鎖とは、、、

ヒントは周りに転がっていると思います。

 

例えば個人情報。これまでは、ただ垂れ流され、利用され、売買されてきました。

 

しかし、今後は、自分の情報は、自分で守る。

 

DID技術などを活用し、何人たりとも、それを犯すことができないようにする。

提示することで、識別はされるが、内容は秘匿できる個人情報ID。

 

 

また、広告をブロックするブラウザ「Brave」

 

このBraveが出てきたことで、我々のアクションがトレースされ、収集された情報を元に、ターゲッティング広告や、マーケティングに利用されることを防ぎます。 

 

今のところ、私が思いつくのはこれくらいですが、能力高いカリスマたちが、も

っともっと予想を上回る「新たなエートス」をデザインしてくれるのを期待しています。

(2019.12.19追記Syogoさんからツイート頂きました。今後もこのテーマについて考えを深めていきます。)

「DIDやBraveそのものが「デザインされたエートス」なのではなく、「それらが流行っている社会における、その社会の構成員が当たり前に継続できるべき自由の基準」こそがエートスだと考えます。

現状流行ってないので、今のエートスは未熟です。iPhoneのように道具がエートスを高める可能性はあります」

 

あ、よく考えたら、GAFAのサービス、ほとんど使ってないやwww

  

、、、いかがでしたでしょうか。仮想通貨もブロックチェーンもほとんど出てこなかったので、ある種の方たちには読む価値もない記事だったかもしれません。

 

帰宅後に、メモも取らずに書き上げたので、乱筆乱文意味不明取違いがある点はお許しください。

 

もし少しでも、この記事の内容について考える時間を持っていただけたら幸いです。

「人間は考える葦である」

今後も皆さんのお役に立つ情報をお届けします。

 

PS

Shogo Sean Ochiaiさんに最上級のリスペクトをそえて。