たつぞうです。
きっかけはいつも、信玄どのw
そういえばもしもBAT(and/orETH)を沢山ホールドしている人が居て、尚且つちょっと面倒な事にチャレンジしても良い人が居たら、MakerDAOでBATを担保にDAIを借りて、Uniswapへ流動性提供すれば利益が出る可能性が結構あります。
— 信玄🐣 (@shingen_crypto) 2020年1月2日
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BATの運用(インカムゲインを得る)
私は現在、Braveの理想とする未来に共感し、投資をしたくてBATを毎月買い増しているんですが、その保管をどうしようか考えているところでした。
そこへ天啓のような信玄殿のツイート。これは試してみるっきゃない、とばかりに、3が日最後の日に取り組みを始めました。
しかし、これが大変な作業でした。まず、Uniswapというものの使い方がさっぱりわからない。参考になる情報を検索しようとしても、まったく引っ掛からない。
これはあとで気づいたんですが、日本で一番Defiの情報が集まる「DeFi japan」テレグラムで聞けばよかったんですよね。KyberNetworkのHoryさん、ひよこさん、Kathleenさんなど、そうそうたる顔ぶれが、ビギナーの質問や疑問に答えてくれています。
(ただし、質問する前に、Braったり、Alis、Spotlight、Steemit、Mediumで調べてみましょう。その苦労が知識を本当に身につける一歩になります)
みなさんもぜひ覗いてみてください。そして気軽に質問や、ディスカッションに参加してみましょう。色々気づきや得るものがあるはずです。
(いつも聞いてばかりでスミマセン。せめて、このような記事を書いて、Defiについて広めることで、足りないですが恩返しとさせて下さい!)
BATを担保にDaiを借りる
まずやることは、取引所(私の場合はバイナンス)から、BATをウォレット(MakerDAOと連携しているもの:私の場合はMetaMask(マイイーサウォレット:以下MEW)に送付することです。
取引所のウォレットからMetaMask(MEW)に、BATを送金。
BATは、ERC20なので、MEWのETHアドレス=送付アドレスになります。
(ビットコインや、XRP・NEMなどは、送付アドレスが全く違います。クリプトに合ったアドレスに、送金しないと、GOX(喪失の意味)してしまい、二度と取り戻せませんので、送金時のアドレス確認は慎重に!)
バイナンスでは、送付アドレスを「ホワイトリスト化」(ユーザーが事前登録したアドレスにしか送金できない設定)できますので、必ず実施しておきましょう!
ちなみに、BATの送金には手数料がかかります(4.21BAT)送金量は残高-手数料となるので、注意してください。
送金手続きをすると、バイナンスからメールが届きますので(届かない場合は迷惑メールBOXを確認)、承認のボタンをクリックして(もしくはこの時点でキャンセルも可能)送金を確定してください。
いよいよDaiを借ります
着金したら、次のステップは「Dai」を借りることです。
なお、MakerDAOについて理解を深めたい方は、私も使っている「オンライン学習プラットフォーム 「PoL」で学ぶのが一番早いと思います。分かりやすいうえに無料で受講できます。
なお、今現在、新規のDai発行プラットフォームは「Oasis」と名称が変わっています。
この辺りを詳しく知りたい方は、参照⇒「MakerDAO公式ブログ:「Vaultの解説」
「Oasis」にアクセスし、真ん中の「Borrow(借りる)」をクリック。
連携するウォレットを選択。今回はMetaMaskをクリック。連携するまで少し待ちます。
画面右側の「Borrow」をクリックすると、下記の画面になりますので、「始めましょう(翻訳後の表記)」をクリック。
担保にするトークンを選択。今回は「BAT」を選択し、次画面へ。
一画面抜けていますが、まずは「Vaultのセットアップ」を行います。
これは、サービスインの時に一度だけ必要な手順になります。次回以降は必要ありません。
なおこの時に手数料を徴収されます。Gasの量については調整可能ですので、赤丸部分の「Edit」をクリックして、「ETH GasStation」などを参考に、適切かつできるだけ安価なGasを設定してみてください。Gasを低めにしたせいで、結構待ちました。
この手順を「手当を設定」でも繰り返し行います。
次の画面では、担保にするBATの数量および借りるDaiの数量を設定します。
ちなみに、DeFiマスターひよこさんに適切な担保率の設定を伺ったところ、
相場の流れやボラティリティによって変わるので、一概には言い難いですが、ETHの場合は放置なら200%以上はあった方が良いでしょう。一日で40%ダウンの過去実績がありますので。
相場を監視せずに放置するなら300%以上で定期的なチェックでしょうか。
BATなら300%~500%は必要かもしれません。半分や1/3になる動きも短期的に想定しておくべきかと思います。
ETHよりもボラティリティが大きいことは間違いないと思います。
ということでした。今回はテストということで、250%程度で設定。
借りるDaiの数量を調整して、自分の許容する範囲に、担保率を調整してください。
なお、いきなり精算されるわけではないので、BATの価格変動状況を見ながら、危険だと思ったら、BAT担保の追加差し入れも可能です。
最終確認画面になります。よければ、最後にここでも手数料を取られます。
これは、管理画面です。赤線部分の上から
・担保率(252.55%)
・精算に係る費用(13%)
・ロックされている担保数量(280.79BAT)
・借りているDaiの数量(20Dai)
赤線はひいてませんが、担保に余裕があるので、借り増しできるDaiの数量や、現時点で引出しできるBATなども一目でわかるようなUIになっています。Good job!
その他、Vault履歴、ウォレット残高なども表示されています。便利。
なおこの後、Uniswapでのプーリングへの手順となりますが、プーリングには、貸し出すトークンと等価の「イーサリアム(ETH)」が必要になりますので、ウオレットに準備しておいてください。
この内容に基づいたツイキャス
https://dl02.twitcasting.tv/tatsuzou12/download/587145753?dl=1
今後の配信予定(記事を書くのに疲れてきた、、ともいう(´;ω;`))
長くなってきたので、今日はここまでにしておきます。次回以降は、
・初めてのUniswap
・Poolsを使った、損益状況の確認
・Daiの返済(当分実施する予定はないのですが)、、、etc
を配信予定。お楽しみに!
「合言葉はお役立ち」
今後も、MakerDAO、Uniswapの検証を行っていきます。
(2020/1/5追記:今回は「Dai」を借りるのに、「Oasis(MakerDAO)」を使いましたが、その後ひよこさんより、お得な情報が。
例えばこの金利状態で、
— CryptoChick🐣 (通称:ひよこ) (@CCassets) 2020年1月5日
BATを担保にDAIを借りるならば、
Vaultを使うよりもCompoundを使った方が良い。
Vaultだと4%APY
Compoundだと担保に入れたBATにも貸出金利が付くから実質3.71%APRで借りられる。
更に清算ペナルティも~13%(オークションのため最大値)対5% https://t.co/6PRzdagtSk
他にもETHやUSDC担保なら、dydxを使ってDAIを借りることで、そのままFulcrumやCompoundに預け替えるだけで金利差益を得ることもできる。https://t.co/nJmCHxgxWv
— CryptoChick🐣 (通称:ひよこ) (@CCassets) 2020年1月5日
dydxも担保(≒コントラクト内残高)に利息が付きますよ。
— CryptoChick🐣 (通称:ひよこ) (@CCassets) 2020年1月5日
担保率が125%(清算は115%)なのでレバレッジが掛けやすいのと、板取引、指値、ガス不要、ETH,USDC,DAIで担保があれば自動マイナス残高可能、レバレッジ最大5倍(独立ポジション)というUX的には抜群です。
慣れれば最強ポータルです。
Bloqboard懐かしいですね。Dharmaが運営してましたがチームの方針転換でかなり毛色が変わりました。DeFiとして追跡する対象ではなくなりました。
— CryptoChick🐣 (通称:ひよこ) (@CCassets) 2020年1月5日
Compoundは直接でもいけますし、Dharma,InstaDapp,Zerion,Argentなどが統合(内蔵)しています。