親父が亡くなった、、、お棺のサイズはどうする?! 私の体験記

こんにちは、たつぞうです。

 

突然ですが、親父が亡くなりました。

 

 

70歳でした。正確には、6月1日が誕生日なので、70歳と11カ月でした。

 

10数年前、同居していた我が家で脳梗塞で倒れ、半身マヒの後遺症が残り、施設で暮らしていましたが、半年ほど前に体調が思わしくなく入院。

そのまま施設に戻ることなく逝きました。

 

日曜日(5月27日)の朝、6時ころ病院から連絡があり、駆け付けた時にはもうすでに意識がありませんでした。

先生から、「あと1時間くらいです、親しい人を呼んでください」と言われましたが、その後30分ほどで、眠るように息を引き取りました。穏やかな死に顔でした。

 

あっけないもんだなぁ、というのが正直な感想です。

 

今回は、誰もが避けて通れないこの出来事の体験を、つらつらと書き記します。

 

親とは葬儀について話し合おう!

親父は、今流行りの「エンディングノート」なんてものは残していなかったので、すべて私(長男)の独断と偏見で決めていきました(親族の了解は得ています(笑))

 

実は、だいぶ前に葬祭場へは足を運び、葬儀の進め方などを相談してありました。その際に、ことが起きてから何をすればいいか教えていただいたので、わりとスムーズに事は運びました。

 

不幸は急に訪れます。気が動転している場合もあるでしょう。

可能な限り、事前の準備をしておくことをおススメします。

 

「生前に葬儀の話なんて、縁起でもない!」という気持ちも分かりますが、個人的な考えを述べますと、親とはそういう話をしておくべきだと思います。

 

どういう形で葬儀をしてもらいたいか、誰を呼べばいいのか、お骨はどうしたらいいかなど、普段一緒に暮らしている家族でも、本当のところは分かりません。

 

悔いのない形で故人を送ってあげたいと思うのであれば、しっかり打ち合わせしておくことをおススメします。

 

病院では、着替え(今回はパジャマにしました)、死化粧をしてもらいました。

 

余談ですが、おむつや着替え、身の回りの品は、病院に寄付しました。最近は身寄りのない方が増えているらしく、こういうものはありがたいそうです。遺族にとっても、片づける手間が省けて助かりました。

 

葬儀社の方が迎えに来て下さり、葬儀社の冷凍庫に運びました。

 

そこから、葬儀の打ち合わせです。

 

ここから、色々な事を決めなければなりません。

 

葬儀の進め方

まずは、「仏式」でいくか、「神式」で行くか決めてくださいと言われました。

 

私の家はどこの宗教、お寺にも入っていなかったので、どちらでもないのですが、「仏式」にしました。

 

通夜は、葬祭場で行っていただくことにしました。

 

父は退職してかなり経っていたことと、参列するのは身内だけになると分かっていましたので、告別式という形はとりませんでした。

 

ちなみに、私の会社は「訃報」をPCで閲覧できるようにするのが通例なんですが、掲載を断りました。

 

香典をいただくと、返礼の手配などが大変だからです。

 

通夜の翌日に火葬を行い、その後、身内だけのお別れ会を行うことにしました。

 

決めることが多い!

葬儀は、決めることがやたらたくさんあります。

まずは「お棺」のサイズ。

 

親父は175cmあったんですが、そのサイズだと、標準サイズのお棺では入らないらしく、「2mものにしますか?」と担当者。

 

チラッと、手元の価格表に目を落とすと、標準サイズのお棺が「3万円」なのに対し、2mものは「7万9千円!!」

 

そこで「いやー、親父、175cmもあったっけなぁ、足も曲がってるから、標準サイズでも入ると思いますよ」と私。

 

だって、最後には燃やしちゃうんですよ(´;ω;`)

(実際、納棺の時には、すんなり入りました。

 お棺の隣に寝てみたんですが、私(170cm)でもギリギリ

 だなあというサイズでしたね(;^_^A)

 

その後も、大きいものは祭壇(今回は無しにしました)

小さいものはロウソクに至るまで、ありとあらゆるものが「ランクに分かれて」います。

 

基本的には、シンプルイズベスト、必要ないと思ったものは、お断りしました。

 

分からないことは、その都度尋ねました。葬儀に関わるものは専門用語が多く、何に使うものか、よく分からないものが結構ありました(枕花とか言われても、、、何それ?( ゚д゚))

 

これは、見栄っ張りの人や、優柔不断の人は大変だなあと思いつつ、独断と偏見で決めていきました。

 

通夜の際に泊まり込む人数、斎場へ行く車の台数、お別れ会の人数など、会社や交友関係の広い方だったら数字の読めないことも、決めていかなきゃなりません。ふぅ。

 

小一時間ほどの打ち合わせを終えて、いったん自宅に戻った頃には、お昼近くになっていました。

 

さあ、連絡だ!

まずは、会社です。

 

身内だけで行うこと、訃報を出さないこと、弔電、参列、香典のお断り、忌引き休暇の申請。

 

上司は話の分かる方でしたので、すんなり話は進みました。

 

それから、親族です。

兄弟は、lineで連絡が取れたので、簡単でした。

親せきは、親父の姉と妹の二人。通夜はご無礼するとのことで、出棺から来ていただくことに。

 

通夜の際に泊まり込む人数、斎場へ行く車の台数、お別れ会の人数などを確認し、担当へ連絡。

 

午後は、親父の遺品の整理。

 

もともと施設にいましたので、そんなに荷物も多くなく、小一時間ほどで終わりました。

 

こういう時、兄弟が多いと(5人兄弟です( ´艸`))楽だなあと実感。

 

市役所に死亡届を提出(休日もOK)死亡届は、今後、保険の手続きにも使うので、5分ほどコピーを取りました。

(ちなみに、30日に色々手続き(年金、保険証の返納など)をしようとしたら、一週間たたないと手続きできないとのこと。お役所仕事や(# ゚Д゚))

 

帰宅して、喪服を用意し、明日に備えました。

 

通夜だ!

通夜は18時スタート。

 

まずは、納棺です。

 

ご遺体を清拭し、お棺に収め、花を添える。一緒に、写真や思い出の品々を添える。花を顔の周りに置いたら、嫁さんが「おじいちゃん、カワ(・∀・)イイ!!」と一言。周りから、笑いがもれました。

 

最後に、喪主挨拶。多少緊張しましたが、何とか乗り切りました

(何を話したかはナイショです。

嫁さんから珍しくホメラレマシタ( ´艸`)))

 

そのあとは、通夜ぶるまいです。

 

実は、私、結婚式を挙げていなかったので、私の兄弟と、嫁さんの親族とは初顔合わせ。それぞれの紹介からスタートしました。

 

最近、嫁さんの実家の方でも不幸があり、その時の話も興味深かったです(お約束の、お坊さんへのお布施、戒名のランクなど)

 

和やかな雰囲気のまま、2時間ほどで終了。

 

私を含め、3人で泊まり込みました。

線香を絶やさないようにするので、ほとんど寝れませんでしたね。

 

火葬だ!

翌日は、13:30から出棺。

お棺の蓋に釘を打ち、最後のお別れ。

霊柩車に初めて乗りました。

 

斎場につき、火葬。1時間半ほどかかるので、その間にお茶をいただきながら、おばさん二人と、今後の相談。

 

終了後、お骨上げ。

 

割ときれいに骨が残っていました。のどぼとけが、まるで人が手を合わせて拝んでいるみたいな形をしていますよと、斎場の方が説明。うーん、確かに!

 

最後に、別会場でお別れ会を行い終了。

ホッとして、久々に会う兄弟たちとの話に花が咲き、気付けば3時間半も過ぎていました。

(家庭での家事の分担の話に火がつき、弟の嫁さんたちからつるし上げをくらったのはナイショです( ´艸`)

だんだん目がマジになってきたので、女性陣を敵に回してはいけないと

思いました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)

 

会計報告!

いただいた香典の額・・・26万2千円

葬儀一式・・・・・・・・26万7909円!

 

ちなみに、私の兄弟、親せきには、事前に「香典不要!!」と伝えてありました。

 

それでも、おばさんたちは、「故人の面倒を見てくれてありがとうね、感謝の気持ちをこめているから、お返しはいらないよ!」と言って下さいました。

 

嫁さんの方からいただいた香典に対しては、香典に対して「1/3返し」で、返礼をすることに。

 

この辺は、半返しだなんだと地域や付き合いの度合いで違うので、よく確認しましょう。

 

ただ個人的には、いただいた香典を、モノでお返しするのはやめて、「香典不要」か「お返しなしと伝えたうえで、渡す」とした方が、遺族の負担も少なくなるのでいいかなと思います。

(地域によっては、なかなかそうはいかないと思いますが)

 

全体的に、、、

記事を読まれた方は、「ケチ臭いな」「もっとしっかりやった方がいいんじゃない?」など、色々な意見もあるかと思いますが、私なりに、気持ちのこもった葬儀にしたいと、想いを込めたつもりですし、当然、不必要にお金をかけたくないという気持ちもありました。

 

どう思ったか、もう親父に聞くことはできません。

 

いつか、再開したときに、たずねてみようと思います。

 

 

 

この後、おばさんたち二人とのお墓をめぐる話、相続についての話もあるのですが、長くなりましたので、今日はこの辺にいたします、、、合掌🎶

 

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